Overslept.

写真と自転車と山とかサッカー

さらばコタキナバルのオババ

宿のオババは言った。

「6時の便でしょう?3時くらいまで寝て行きなさい」

 

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Fujifilm X70/Classic chrome やっと食えたラクサ

 

タクシーを捕まえるのも及び腰だったので、夕方迄に空港に着いて空港泊(宿ではなく、ベンチに寝るやつ)のつもりだったが、オババはそれが意味わからんとの反応。Grabを使えGrabを、と先進国を自称する我が国の老人達とは比にならないITへの適応力を垣間見せてくる。

 

正直、シャワーも使いたかったのでその言葉に甘えることに。というかまあ一泊分余計に払うんだけどさ。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 悲しみを感じるスーパーマーケットの床。床て。

 

バスでもう一回キナバル国立公園に行ってトレッキングという手もあったが、昨日のツアーで割と満足したのでその選択肢は早々に消えこの日は観光らしい観光をすることに。

 

とりあえずラクサを食べる。

この国はとにかくエビ。あとココナッツスープと唐辛子。まあ大体美味い。揚げ物に使ってる脂がおそらくラードなので、海鮮の揚げ物でも妙に動物質の味がする。なんてことを話しながら飯を食う。朝から重たい。

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Fujifilm X70/Classic chrome 博物館の展示パネルはサポートが切れている。

 

サバ州立博物館へ行くと、目の前に飛び込んでくるのはニタリクジラの標本。なぜニタリクジラなのか、他の動物の標本は無いのに、というとニタリクジラが海岸に打ち上げられたかららしい。なんとも単純な理由である。

 

民族衣装や婚礼衣装なんかが展示してあるんだけど、マネキンの顔が大体現代風(しかも色白美人)なのでとてもカッコいいファッションに見える。いいのかこれで。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 無駄に現代人だぞ。可愛いかもしんないけど。

 

展示物もだいぶ保存状態に疑問が残ったし、笛とか吹いてみろみたいな感じで置いてあるけど消毒とかする気皆無だし、昆虫標本に至ってはだいぶ無かったし、システムのOSはいつのWindowsだよって感じで期待を裏切らない展示だった。いいのかこれで。

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Fujifilm X70/Classic chrome 流石にこれを鼻の穴に突っ込む気にはならなかったけど辻くんは挑戦していた

 

敷地内を適当に散策して、散々蚊に刺されたあとは市立モスクへ。州立モスクと市立モスクがあるけど市立モスクの方が写真映えするみたいなのでわざわざそちらへ。

 

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Fujifilm X70/Lightroom センターが出ていない。性格がまっすぐじゃないからこうなる。

 

その過程でタクシー捕まらなかったので初めてGrab、しかも白タクの方を使った。結果早いし安いし問題ない。タクシーで朝のモールから博物館までRM20だったのがたった10とかで済む。倍くらいの距離で。というかまあ観光客がボラれてんだろうなという印象。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 礼拝の時間じゃなくても礼拝している人はいるけど構わず掃除をする人もいる。

 

モスク入るのには長ズボンじゃなきゃいけなかったので、半ズボンの我々はRM5支払ってムスリムのコスプレをすることに。年始早々こんな格好するとは思わなかった。

 

モスクの中は至って普通(何が普通なのか?)の空間で、公民館みたいな感じ。礼拝ゾーンには異教徒は入らなくて、後ろから眺めるだけ。礼拝の時間には入らないので礼拝している人は数える程度だったけれど、観光客が自由に自撮りしてる雰囲気が印象的だった。宗教も金になる。

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 ▲Fujifilm X70/Classic chrome チャイニーズのおばさま達が嬌声を上げて自撮りしまくっていた。この写真に写るムスリムっぽい服装は全員コスプレである。

 

ダラダラ歩いて宿へ帰り、ビールを飲み、シャワーを浴びて寝る。中国人かわからんが拙い英語と母国語で大声でやり取りしているのが聞こえる。一度起きてしまったら寝れないもので、結局出発の時間まで起きてしまった。

 

Grabで白タクを捕まえ、行きはRM45だったのにRM12しか払わないのも悪いなと思いRM20渡し、空港に着く。白タクの人はアプリに表示された金額以上を要求しないのでこちらも気持ちがいい。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome そこら中猫だらけである

 

空港で時間を潰し、帰路につく。

ちょっと前まではなんとも思わなかったけど、たった5日ですでに日本食が恋しいし風呂に入りたい。

 

自分も歳をとったらしい。