Overslept.

写真と自転車と山とかサッカー

チワワちゃんを観た

Have a Nice Day!が大好きだ。

 

名古屋にいるときはりんご音楽祭で観るくらいがちょうど良かったのだけど、千葉に来てから東京でのライブに行けるようになってしまったこともあり恋い焦がれるに近い気持ちで観れるチャンスを伺っていた。

 

昨年のSYNCHRONICITYではノリが違う観客が多くてピットも発生しなかったので東京のハバナイを期待してたぶんイマイチ物足りなさがあったけれど、先週の水曜日、TORIENA企画のWEEKDAY HIGHで念願が叶った。何だかんだやはり東京のバンドであり、クラウドありきのライブバンドだと改めて実感した。Faust始まり最高だった。

 

ハバナイの歌詞とか曲調とか、以前しじゅんがレビューでルーザー気質と書いていたのを思い出す。自分もそうだと思う。ルーザー気質、ナード、陰キャ、そんな内面を隠しきれずに生きてきた気がするからこのバンドを好きになったのかもしれない。去年の秋頃にリリースされたわたしを離さないで、僕らの時代の2曲は「もうこれ以上素晴らしい曲を作れない」と言っていた浅見さんの言葉を自ら覆すフロアアンセムだった。

 

そんなフロアアンセムになりつつあった僕らの時代を主題歌に採用したチワワちゃん、観に行かない訳にはいかないと3km先の映画館まで足を運んだ。

 

 

MVやプロモーションを見てめちゃくちゃ楽しみにしていたけど、原作は読んでいない。この手の映画は先に原作を読んでしまうと違いとかばっかり気になってしまって損した気分になるから。良かったら原作を読むくらいがちょうどいいと思う。個人的な見解。

 

全編を通して描かれるルーズな関係と酒と煙草、(ちょっと年齢設定に無理はあるけど)子供から大人になる頃の遊び方、あぶく銭のぶちまけ方、パーティシーン、長い長いMVのような映画。ストーリーに関してはあまり言及するような内容ではないけど、「私たちって、これからもずっと会い続けるんだろうな、って思ったときが、きっと会わなくなるサインなんだよ」というセリフがとても耳に残った。

 

遊んでいた友達と離れてしまった寂しさを誤魔化し続けていたり、5年後10年後俺は何をしているのだろうという不安とか焦燥を狙い撃ちされた気分になった。

 

挿入歌で使われてたPale WavesのTelevision Romanceでのダンスシーンみたいな楽しさに憧れて、だらーっとした友人との関係を思い出して、いろんな部分に共感して背中がゾクゾクする2時間だった。もう一回観たいけど劇場では観ないだろうなとも思う。

 

反芻しながら帰り道にtwitterでAttractionsとNewspeakの2マン取り置きしてたのを思い出して今から観に行く。

 

感情がとっ散らかりがちである。