Overslept.

写真と自転車と山とかサッカー

年越しとスコール

それはもう何事もなかったかのように年を越した。

 

前日、年の最後を洗い流すようなスコールは綺麗に上がっていたけれど空気はどんよりとしていた。今日もどこかでスコール食らいそうだな、と話しながら、何もしないと本当にすることがないので島へ。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 乗り合い船着場。10社ぐらいあって料金は一緒。人の良さそうかあるいは他の旅行者がいるカウンターを選ぶべき。

 

目指すはコタキナバルのあるサバ市からすぐのガヤ島と、その隣のサピ島。ガイド雇ったところでシュノーケリングしたいわけではないので、今回は自力で行く。

 

港まで歩いて行ってチケットを買って、船にピックアップしてもらうだけの簡単なお仕事なのだけどチケット買った運航会社がいまいちおもてなしの精神に欠けているらしく、誰も迎えに来ない。それっぽい人に声をかけてとりあえず船に乗せてもらう。が、向かう先はガヤではなくサピ。ガヤのトレッキングを最初にするつもりだったけど、どうしようもないのでとりあえず上陸して昼の船でガヤへ移ることに。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome なぜかそこら中に砂糖が。魔除けか?そこに蟻を寄せているのか?

 

サピ島は完全にビーチリゾートの島なので歩くところもなく、ビーチ周辺をウロウロ。カニクイザルがギャーギャー行ってたり、蟻がいたり、蟻がいたり、蟻がいたりした。そして昨日はほとんど見なかった日本人が多数。みんな今までどこに居たんだ。

 

結果、昼のボートも違う会社の船に金払って無理矢理乗り、ガヤへ。

サピよりかなり大きなガヤ島はステイ型のリゾートで、コテージも海辺にある。レストランも売店もあるが、一切無視してトレイルへ。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome トレイルというより里山。そこら中にトカゲがいる。

 

片道1.5時間と聞いていたので舐めた気持ちで行ったらとにかく蚊がすごい。サピで慌てて虫除け買ったんだけど、買っておいてよかった。しかしこの虫除けスプレーはアルコールの含有量が少ないのか、めちゃくちゃにベタベタする。なので身体の表面に汗をかいたような状態で山を歩く羽目になった。

 

山の中は、日本で言う里山の雰囲気。島のトレイルなんてそんなもんか、と思いつつも所々倒木がそのままだったり明らかに人が通っていない箇所があり、日本の整備されっぷりに感服。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 悲哀な顔のプーさんスリッパ。マレーシアはやはり中国系が多いのでそこらで漢字を見かける。

 

コースタイムより時間がかかりつつ目的のベースキャンプへ到着すると、どうもベースキャンプというより単に人がいる空間という雰囲気。時間もなかったのですぐ折り返し、桟橋へ着き、ビール。この旅はビールしか飲んでいない気がするが、実際のところ日本とそこまで値段は変わらない。何をしに来たのだ俺は。

 
また船の会社が違う、お前はあっちだ、安心しろ後から来る等々のやり取りをし、無事に宿へ帰還。この日はとりあえずナイトマーケットで良い物を食うべく物色し、スコールが来るかもしれないと察して一旦宿に帰り、スコールが来なかったためにナイトマーケットへと向かった。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 花蟹というやつ。食べるところはあまりない。

 

花蟹と巨大なブラックタイガーと青物系の魚をオーダーし、待つこと15分。その間冷えていないビールを運ばれてきた氷でひたすらに冷やしていた。花蟹は卵を使ったソースがかかっていてとても美味しかったのだが、どうやらアヒルの卵らしい。アヒルである必然性はあるのかどうかわからないが、一通りレシピはググっておいた。英語ですらないレシピしか出てこないのだが。

 

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Fujifilm X70/Classic chrome 相変わらず水平が出ていない...

 

おそらく一番豪華な夕食だった。日本円にして3000円だからそれはそう。こんなん富裕層や観光客向けやんけ、と思うもそれは当然でおそらく市場で適当に買って作ると半分以下で食えるのだろう。どこの国でも一緒だ。

 

明日はいよいよキナバル国立公園へ。