Overslept.

写真と自転車と山とかサッカー

200330

もし、この2〜3週間の間に自分の収入が変わらず、財布から出て行くお金が減ったと感じている人がいるのであればそれは今困窮している人のところに回るはずだったお金なのかも知れない、ということを思った。

 

以前アルバイトをしていた自転車屋であるCirclesが営業方針を表明している。

circles-jp.com

 

代表の田中さんには散々お世話になり、経営者として、ローカルに貢献する人としての考え方を常に聞かされていたことは間違いなく今の自分の糧になっていると思う。大学生のうちにそういった話をしてくれる大人はとても少ない(自分が出会わなかっただけかも知れないが)。

 

自転車屋のみならず、その他の販売店、レストラン、ギャラリー、シアターなどは全て地元の経済に必要不可欠なのです。 もし家で暇を持て余しているのであれば、自分のお金がどこでどのような形で使われているのかを今一度考えてみるのもいいかもしれません。 そして、この非常事態が終わってから、自分が住んでいる街がどのようになってほしいかを考えるのもいいのではないでしょうか? 地元のコミュニティーにおいてまだ経済が回っているのであれば、できれば地元を支援し、あなたのお金をその地域コミュニティーで使ってみてください。”

 

ローカルや、友達、自分の愛すべき人たちが困窮することだけは見ていたくない。うちわでお金回してでもなんでもいいから、とにかく助けたい。「普通」に戻った時にそれがないことは考えたくない。

 

「ローカルにお金を落とす」ことをいつもぼんやりとしか考えていなかったけど、それは地域的なローカルだけでなく文化的なローカルに対してもそうであるべきだとここ数日とても強く感じている。

docs.google.com助成金が全てではないが、悩んだ末署名した。

そもそも、今回はっきりしたのはロビー活動は非常に大事だということ、政治家は票田のおじいさんたちのことを考えていること、そして想像力が欠如していること。あまり普段政治に対するスタンスを表明したりはしないし、どちらかといえば保守的な頭ではあるものの声を上げるべきタイミングで声を上げるということは躊躇っている状況ではないと感じた。ぶつくさ文句言ってても始まらないのだ。

 

幸い、自分の今就いている業界に関しては今回の影響はマイナスにはならない。むしろプラスというか、必要不可欠な部分もある。業界の旧態依然とした働き方やいつまでも先手を取って動くことのできないもどかしさを感じながらも我々の社会的意義は生産し続けることだと強く思う。頭の片隅で、自分の楽しみである音楽やアウトドアに目を向けつつ自分のできることをまずはやらねばという思いが強い。

 

何ができるのか?という永遠にも続くような自問自答に対して答えは一向に浮かばないので、取り急ぎバンバン金を払うようにした。馴染みの店には現金で。対した稼ぎではないが少なくともこの騒ぎで影響を受けない範囲で、なんとか回して、あわよくばそのうち戻ってくればいいというぼんやりとした考えである。