Overslept.

写真と自転車と山とかサッカー

200226

城戸あきこのライブを観に行った。

会場にはCICADAメンバーがほぼみんな居て、いや演れよ、みたいな気持ちもあったけど演らないのが彼らの選択なのだろう。実際、城戸ちゃんが歌ったCICADA時代の曲も最終期のふれてほしいだけだった。急に、このバンドはもう解散してしまったんだなという気持ちが湧いてきて遣る瀬無くなっていた。

 

昨年からだいぶ、気持ちを文章にするということを避けていたように思う。それは、身近に現れた人が感情の言語化が上手いことに起因して(気後れして)いるのかもしれないしただただ自分の気持ちから逃げているだけかもしれない。もっと内省的な内容を日記帳にでもつけていれば話は違ったのだろうか。

 

コロナウイルスが猛威を振るっている。

個人的には、ワクチンのない強力なインフルエンザウイルスが突然現れて(突然が故に)簡易的な検査法もないし治療法もないという認識でいる。世の中はどうもそうではなく、全て検査しろとかアオサでウイルスが死ぬとか、はたまた抗生物質の投与がどうこうといった話まで出てくる。抗生物質は抗真菌薬だ。ウイルスには効かない。ググって欲しい。インターネットが発達して集合知による解決や示唆が世の中を良くすると思っていたのは泡沫だったようだ。どうやらこの世界、特に日本においては声が大きくアホな意見ほどヒートアップして拡散されるらしい。学術的見地を踏まえた発信など、結局ある程度リテラシーを備えていないと享受されないのか。初めて自分が高等教育を受けていて良かったと思った。

 

 

CICADAのときもそうだったが、城戸ちゃんの歌は過去を無理やり引き摺り出してくる力がある。ライブを聴きながら突然懐かしさ、虚無に、襲われてしまう。それは求めていたことかもしれないし今は必要ないと思っていたことかもしれない。

 

自分を変えたい、少なくとも余計な心配をしないようになりたいと強く思った。自分が強かったのはいつだろうか。大学受験か。それとも、とりあえずでサークルズの門を叩いたあの頃か。FIX!!に参加したあの頃か。まだ27歳、もう27歳だと思う。今年は従兄弟も結婚する。ぐるぐる頭の中を巡らせて結局今日も東京から千葉へ帰る。