190905
″「ラブホ入る?」「いや2時間じゃ何もできんやん」「つか埋まりすぎだろ日曜朝」みたいな会話をしながら明け方の繁華街を歩くのも悪くないと思った。
恋愛とはちょっと違うけど仲のいい異性みたいな関係をどう形容するのがいいのか、と考えてたら日曜日が終わった。
炎上しまくった仕事を片付けて、なんでお前らのツケを俺が、と思いながら前任者を恨み、酒を飲む日々が続く。根本的に「ダメなところをちゃんとしていく」今の仕事は合ってないなと思うまま日々が過ぎていく。″
こんな下書きを1ヶ月以上放置していた。
渋谷の全感覚祭に行った。
渋谷のクラブで遊ぶ、というのは時々あったけれどライブハウスは春以来。もともと印旛沼でも行く気はあったけど、台風19号のおかげで中止になり、その代わりと言ってはなんだけど翌日に渋谷で深夜、サーキット。
友人と合流して軽く前飲みをしながらTwitterを覗くと、並びすぎて入れないの文言が並ぶ。慌てて空いてそうなWWW Xへ向かい、30分以上並んだ末になんとか入ることができた。すでに幾何学模様のライブは始まっていて、異常な熱気と狂気とも言える空気が会場を包んでいた。
知り合いと合流したり離れたりを繰り返し、tohjiの持つ熱量にぶち当てられて、KID FRESINOの相変わらずのパフォーマンスの上手さを目の当たりにして。
名古屋から弾丸で来た友人とたまたま遭遇してめちゃくちゃテンション上がったりもしてた。
GEZANをちょっと観て、やっぱり一番観たかったハバナイ!観にduoへ。
酒飲みたいね、でももう時間なくない?とAre you ready?、フォーエバーヤングをリハでやってるステージを観ながらバーカンへ向かう。時間がないけど飲みたい奴らの頭にはショットを飲む発想しかなく、流し込んでフロアへ向かう。レモンもライムもないのはご愛嬌。
楽しかった。
久々にモッシュピットが楽しいと思った。何度も泣きそうになった。中にいる人全員が笑ってた。この空間のために今日は来たんだな、と感じた。柄にもなく飛び跳ねてしまった。
彼らのライブは聴く側の感情ありきだと思ってるので、全感覚祭というシチュエーションも相まって存分に増幅されてそれにあてられて、気づいたら終わっていた。テキーラの味が残る口の中は気持ち悪く、嘔吐きそうになりながら外へ出て水を飲んだ。頭の中には来て良かったという感情しかなかった。本当に、それだけだった。
駐車場飲みをしていた2人を見つけてちょっと話して、先輩による撮影タイムを経て松屋へ。この頃にはもう気持ち悪さみたいなのは無くなっていて、ただひたすらに眠かった。
明け方に、渋谷で別れた友人から送られてきた
今日のことを一生忘れないというメッセージにハッとさせられる。感情は口に出して、伝えていかないとな、と思ったりした。
ぜんぜんサーキットらしい楽しみ方をしていない全感覚祭だけど、あってよかった。入り際に募金箱に持ってたお札投入したけどもっとお金崩していけばよかったな。もう2度と渋谷ではやらないだろうけど、このタイミングでこのイベントがあって参加できたことは覚えておこうと思う。